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俳優の津川雅彦さんが死去、78歳

「ひとひらの雪」「マルサの女」などで名脇役として活躍

俳優の津川雅彦さんが死去、78歳

俳優の津川雅彦さん

 「ひとひらの雪」「マルサの女」などの映画やテレビドラマで名脇役として活躍した俳優の津川雅彦(つがわ・まさひこ、本名加藤雅彦かとう・まさひこ)さんが4日、心不全のため死去した。78歳だった。京都市出身。妻は4月に死去した女優の朝丘雪路さん。2011年に死去した俳優の長門裕之さんは兄。

 戦前のスター、沢村国太郎さんを父に持つなど芸能一家に生まれ、子役を経て1956年に16歳で出演した石原裕次郎さん主演の「狂った果実」でデビュー。日活の看板俳優として数々の映画に出演した。その後は大島渚監督の「日本の夜と霧」など松竹ヌーベルバーグ作品に起用された。テレビドラマにも進出し、現代劇から時代劇まで幅広い役柄を演じた。80年代以降は「お葬式」「マルサの女」など伊丹十三監督作品の常連として癖と色気のある中年男性を演じ新境地を開拓。NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」などでの徳川家康役も好評を博した。近年もドラマ「相棒」シリーズ、映画「あしたのジョー」「後妻業の女」など数多くの作品で存在感を示し、出演作は引きも切らなかった。

 名匠として知られたマキノ雅広監督のおいで、自身もマキノ雅彦名義で映画監督としても活動し、「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」などを手掛けた。

 73年に結婚した朝丘さんとはおしどり夫婦で知られ、晩年は妻の介護を続けていたことを明かしていた。

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