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岡山県の避難所で、「ペットと避難」が広がる

西日本豪雨で被災した飼い主に癒やし、トラブルの回避も

岡山県の避難所で、「ペットと避難」が広がる

ペット同伴の避難所で、愛犬コロロンと一緒に過ごす山江克正さん=24日午後、岡山県倉敷市

 西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県で、被災した住民がペットと一緒に生活できる避難所が増えている。家族同様のペットと過ごすことが心の支えになるほか、動物が苦手な避難者と分けることで、無用なトラブルを避ける狙いもある。

 豪雨に見舞われた6日、同県総社市のスポーツセンター「きびじアリーナ」にペットを連れて避難した住民がいた。現場の職員らは隣のサブアリーナにブルーシートを敷き、ペットも一緒に受け入れた。10日夕には、市役所西庁舎3階の会議室をペット同伴の避難所にした。

 市の担当者は「避難所のマニュアルにはペットは屋外と書かれていたが、臨機応変さが大切」と話す。犬や鳥を飼ったことがある片岡聡一市長は「ペットは家族。犬や猫と一緒にいれば悲しい、寂しいことも忘れる」と語った。

 総社市に隣接する真備町地区が甚大な被害を受けた倉敷市も、21日から市立穂井田小学校(同市玉島陶)の体育館にペット同伴の住民用の避難所を開設した。獣医師と保健所職員が毎日、様子を見に訪れる。

 総社市役所から穂井田小に、愛犬コロロンと移った真備町有井のアルバイト山江克正さん(61)は「熊本地震の時は泣く泣くペットと離れた人がいたと聞く。私は一緒に来られて良かった。癒やされる」と話した。

 18歳のシーズー犬と移ってきた年配の女性は、別の小学校に避難していたが「周りに気を使わなければならず、肩身が狭かった」。ようやくペットと過ごせる穂井田小に来たが、感染症の恐れがあるとして、愛犬は他の施設に移された。女性は「犬が話し相手だった。一緒に過ごせず寂しい」とこぼした。

 倉敷市はペット同伴避難所について「人とペットの結び付きが強くなり、暮らしやすさを考えた」と説明。動物アレルギーがあったり、衛生面や臭いが気になったりする人と分けることで、集団生活のトラブルを減らすことができるという。

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