ワシントン・タイムズ・ジャパン

西ドイツの春のうららかな情景

 ヨーロッパで春を迎えるのは初めて。日本はもう桜も散っている頃かもしれません。ハンガリーはようやく春らしくなってきました。4月に入ってから、気温も暖かくうららかな日々を過ごしていました。なんと4月中旬に吹雪が吹くという季節外れの天候も体験し、まぁなんといったらいいでしょう。そうですね、とても不思議な春を迎えています。ハンガリーは春から雨季の季節だそうで1週間に2、3日のペースで雨が降っている今日この頃です。

 サマータイムも始まり、夜の6時、7時なのにお外は真昼間の明るさ。時折時間を忘れ、まだお昼時なんだろうなと思ってしまったりするほど。今月は春の一大イベントであるイースターを初体験。いたるところに色とりどりの卵が飾ってあります。さすが、クリスチャンが多い国ですね。ハンガリーでは、イースターの日に若い男性が若い女性の家に来て自分の香水を女性にふりかけるとか。そして女性が色とりどりの卵やチョコレートをお礼にあげるそうです。なんとも魔訶不思議な伝統文化でしょうか。お国柄が色濃く出ているイベントです。

 実はイースターはハンガリーでは過ごさずに、旧西ドイツの友達が自宅に招待してくれて、ドイツで1週間ほどゆっくり過ごしました。

 ブーヒェン(Buchen)という地名を聞いたことがあるでしょうか。ブーヒェンはフランクフルトとニュルンベルグそしてシュトットガルトの3都市のちょうど中央に位置する小規模な都市です。人口は約1万7000人でとても活気がある町です。

 何度か行ったことのあるドイツでしたが、聞いたことがない地名は、はじめはどこなのか見当もつきませんでした。私の友達は親族全てロシア人なのですが、第二次世界大戦中にロシアから親族揃ってここブーヒェンに移住したそうです。

 牧場が広がり、たくさんの工場があり、そして石灰やクォーツ(石英)といった自然の資源に恵まれている豊かな地域です。聞くところによると、仕事がなくて困っている人はいたことがないとか。むしろ働く人手が足りないほどだそうです。

 山に囲まれ、大地には草原が広がり、農作物にも恵まれ、いたるところに川も流れており、とても住みやすい地域です。また、昔は多くの移民も受け入れていたので、住んでいる人も様々。ただ、エンターテインメント施設がなく刺激がなさすぎて、ずーっと住んでいる人には退屈な場所でもあるそうです。といっても、電車や車で1、2時間すれば大都市にいけるのですが。

 友人と一緒に町を散策していたのですが、驚いたことに日本の春に咲くあの花、そうです、桜の木がいたるところにあったのです。天候にも恵まれ、春のうららかな風景を満喫。この風景は、日本の春を思い出すほど桜が満開で美しかったのを今でも鮮明に思い出すほど。

 しかし、桜はどこからやってきたのでしょうね。とまぁ、疑問も残りつつではあったのですが、存分に大自然を楽しむべくさらに山奥へ。なんと、夏には自然によって作られたプールが森の中に開かれるとか。入場料は、1ユーロ(120円)で入れるそうです。こんなこと聞いたら、試してみたかったのですが、まぁそれは次回にとっておこうということで!

 それから、ハイデルベルクへ!こちらはとても大きな都市で観光客も多く賑わいを見せています。ハイデンベルクはドイツらしい町並みが残されている場所で、本場のドイツを知りたいという方にとっては、まさにとっておきの場所です。

 山の上に複数ある古城、そして路地裏には可愛いお店が立ち並んでいました。ドイツの友達のそのまた友達がこちらの大学に通っているということで、観光と新たな友達作りとまぁ良き時間でした。半日でも十分周れる広さなので、ぜひドイツに来る方、こちらの都市を観光の場所に入れてみては如何でしょうか。

 それから旧西ドイツをドライブ。春のほがらかな天気に恵まれてとても素晴らしいドイツの風景を満喫しながらブーヒェンの友達宅に到着。とても充実した時間を過ごせました。

おき・れもん

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