ワシントン・タイムズ・ジャパン

自然と音楽の街ザルツブルグ

 2月の終わりから3月にかけて、ザルツブルクに行ってきた。ここは、クラシックの巨匠モーツアルトの生まれた街でもあり、観光地として多くの人が訪れる。オーストリアの他の都市とは違い、ここは人、人、人でとても賑わっていた。正直言うと、予想外の人の多さにちょっと驚いたのである。今回の旅は、ザルツブルクに住む友人が街を案内してくれた。

 まずはじめに結婚式場としても有名なミラベル宮殿を訪れた。早春のため、花壇の花は咲いていなかったが、運よくこの日は晴天。広場のベンチには沢山の人が日光浴を楽しんでいた。小さいが温室があり、花が一年中みられる。可愛らしいラブバードたちにも会うことができる。

 温室を出て広場を歩いていると、学生らしき人たちが広場に集まっていた。なんだろうなと思い、覗いてみると中央にウェディングドレスを身にまとった若い2人が幸せそうに手をつないでいた。どうやら結婚式の最中だったようだ。

 私もここで結婚式を行うのはいいなと素直に思ってしまった。

 この後、ステート橋で反対側の島へ渡り、ホーエンザルツブルク城へ向かった。ちなみにザルツは「塩」、ブルクは「砦」の意味だそうな。ホーエンザルツブルク城へ向かう途中、モーツァルト博物館がある。行きたいなぁと思いつつも、今回はあまり時間がなかったので建物を横目で眺めながら通り過ぎた。

 歩いているとブラジウス教会がすぐ目に入った。その後にザルツブルク大聖堂へと足を運んだ。面白いことに噴水の周りにはピラミット型の形をした壁が噴水を覆っていた。どうやら寒さ対策で、雪から守るために冬の間作られるそうな。

 ザルツブルク大聖堂は8世紀に建造され、重要な歴史的建造物。ちなみにモーツァルトがここで洗礼を受けたそうだ。7つの鐘があり、オーストリアで最も美しい鐘の音と言われているそうだ。鐘が鳴る時間だったのか、運よく聴くことができ、とても幸せな気分になった。

 さらに歩いているとフェストシュピールハウス(祝祭歌劇場)が目の前に現れた。ここは舞台劇場で、主にクラシカルな演目が公演されるヨーロッパ第2の豪華なオペラハウス。ここの壁一面に芸術的な絵が描かれており、少しの間うっとりとしていた。

 さらに歩くと、大きな広場に出る。ようやくホーエンザルツブルク城がある広場に着いた。だが城はさらに丘の上。歩いても行けるが、ケーブルカーで上った。頂上にある複数の博物館がある。

 今日は見事な快晴だったので、ザルツブルクを一望することができた。頂上に着くとアシモの旧市内は勿論、その向こう側の山々も見渡せた。この景色は今でもはっきりと思い出せる。勿論レオポルトスクローン池も目に入った。

 さらに上へと連なる階段を一段一段登っていった。途中に歴史博物館があったので入ってみた。ヨーロッパで馴染みの人形劇の歴史や音楽の歴史、そして戦争の歴史など様々なザルツブルクの歴史を見学することができた。

 最後は頂上からのザルツブルクの一望。なんという至福であろうか。とても美しい情景であった。

 ホーエンザルツブルク城の城壁からケーブルカーで下り、本場のザッハトルテを食べるべく発祥の地ザルツブルクのカフェ・ザッハーザルツブルクへ行った。う~ん。味は……、というと、とても美味しい!!やはり現地で食べるザッハトルテは日本で食べるのと全く違う。いや味は同じだったかもしれないが、気持ちが全く違う。やはり、発祥の地で食べることがとても嬉しかった。オーストリアに来るならぜひお試しあれ。

 まだまだ魅力の街ザルツブルク。ぜひまた訪れたいと心から思った。

おき・れもん

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コメント

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