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一つ衣の向こうの非日常-池袋ハロウィンコスプレフェス2016 レポート

2016年10月29日(土)、30日(日)の二日間に渡って、東池袋中央公園を開催地に「池袋ハロウィンコスプレフェス2016」が開催された。池袋にはいわゆるサブカルチャー向けのショップが多く、またニコニコ動画で有名となったニコニコ本社が存在する。その為かこの町はそういった文化に寛容な下地が醸成されている。

当日は曇り空であったが、会場の熱気は開催前から高まっており、筆者が到着した頃には開演前とあって所狭しとコスプレイヤーの方々で埋め尽くされていた。イベントとしては東池袋公園やサンシャイン広場を起点として、池袋駅までコスプレ姿のまま練り歩くことが可能となっている。つまり池袋駅前までがコスプレ一色となるのだ。

開会式はMCによるアナウンスの後、それぞれコスプレした4名のゲストが登壇された。豊島区長の高野之夫氏、株式会社アニメイトホールディングス代表取締役社長の阪下實氏と池袋ハロウィンコスプレフェス実行委員長・株式会社ドワンゴ取締役CCOの横澤大輔氏。そして会場を一層湧かせた東京都知事の小池百合子氏の4名である。

高野氏はリオ五輪の「安倍マリオ」で話題となった「スーパーマリオブラザーズ」の「マリオ」のコスプレを披露。阪下氏は「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の「碇ゲンドウ」姿に。横澤氏は会場内でもレイヤーの多い「刀剣乱舞ONLINE」より「鳴狐(なきぎつね)」。小池氏は昨年「魔法使いユリー」で宣言した公約通り、「リボンの騎士」で登場。各人の挨拶や当イベントに掛ける意気込みの発表の後、小池氏と高野氏の開会宣言によりイベントがスタートした。

ステージのある東池袋中央公園には池袋サンシャインシティが接続する形で立っているのだが、終始見渡す限りのコスプレイヤーや撮影者、サンシャインシティを訪れた一般人で芋洗い状態だった。当然コスプレイヤーも多く、筆者が許可を取るために持参した名刺が尽きてしまった。「どうやったらこんなコスプレ出来るんだろう」と思える様な方もいたのだが、素材を軽いものにして総重量を軽くしたりマジックハンドで長い腕を演出したりと造形に工夫を凝らしてコスチュームを製作されているとのことだ。

会場を回っていろいろな人を見掛けたが、どのコスプレイヤーの方も思い思いのコスプレを楽しんでいるのがとても印象的だった。

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同日渋谷その他でもハロウィンのイベントがあったのだが、そちらとこの池袋ハロウィンコスプレフェスはかなり毛色が違う。というのも会場内ではゴミ箱もトイレも少なめだが、終始会場が綺麗なまま終了時間を迎える事となったからだ。参加されているコスプレイヤーも撮影者の方も「その場を大事にし参加する」という姿勢が感じられた。

自分が楽しむ事も大事だが、それ以上にこの会場とルールを大事にしながら楽しむという心掛けがあってこそ。参加者に丸投げする形であるにも関わらず、本イベントにおいて小さなトラブルも発生しなかったと言える。今一度、大人数参加のイベントでは、「明確なルール」と「参加者のモラル」を問い直すべきではないだろうか。

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