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台湾茶話会で平和の鐘響け 台北

呂秀蓮元副総統が呼びかけ
平和大使集め1000人参加
中国の外交圧力に文化人結束も


 1月16日投開票の台湾総統選挙と立法委員(国会議員)選挙に向け、台湾では活発な選挙活動が展開されているが、異色の平和活動を展開しているのが女性初の台湾副総統だった呂秀蓮氏(71)だ。

 独立志向の民進党が8年ぶりに政権に返り咲けば、初の女性総統が誕生し、中国政府は独立志向の動きに強い警戒感を持って圧力をかけ、注視する。とくに「中国は外交圧力を強める」と見て、5月に新政権が発足後、台湾と国交のある国が半減することを憂慮している。
 台湾民主化のために月刊誌「美麗島」創刊に参加して5年半にわたって投獄された経験もあり、12月10日が世界人権デーだったこともあり、先月12日、台北市内で台湾内外の芸術家ら平和大使を招いて平和茶話会を開いた。

 「1948年12月10日、国連が世界人権宣言を宣布し、この日が世界人権デーになった。79年に美麗島事件で弾圧・投獄されたが、99年12月10日に陳水扁氏と総統・副総統候補として正式出馬した日でもある」と茶話会の意義を説明。

 「台湾は99年の総統選以降、男女共生、共同参画が確立され、今回の総統選挙も総統・副総統ペアは男女となっている世界でも数少ない男女平等の先進地域だ」と訴える。

 台湾茶の世界は奥が深い。日本の茶道にも通じる。各界の芸術家、文化人、茶道家や画家などを招き、伝統的な茶道文化や世界平和について交流を深めることを目的に書画会を含む茶話会を開いた。主催は台湾和平中立大同盟で呂氏は発起人の一人。

 「近年、世界各地でテロ事件が発生し、平和の大切さが重視されている。平和は文化、信仰、素養を理解することから始まるので、来年1月の総統選後、台湾人は平和が課題であり、平和文化の種を一緒に播(ま)きましょう」と訴えている。

台北・深川耕治

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