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東京五輪開幕まで2ヵ月、日本各地 聖火がつなぐ

関連イベントも続々と

 7月23日開幕の東京五輪まで2カ月を切った。世界中が新型コロナウイルス禍にあるが、聖火リレーやテスト大会が行われるなど、五輪開催へ向け準備は進んでいる。

 熊本地震から5年を迎えた熊本県益城町の聖火リレーは、コース近隣の住人や会社員らが見守る中で実施。高齢者に話を聞くと、多くの人が「冥途の土産に持っていけるわ」と笑顔を見せた。

 原爆被災地の長崎市は、聖火リレーのプログラム変更を余儀なくされた都市の一つ。スタートした平和公園とゴールの水辺の森公園は無観客で寂しい光景だったが、聖火はしっかりと受け継がれた。

 聖火リレーと並行して、五輪関連イベントも続々と行われている。東京五輪・パラリンピック組織委員会の公式文化プログラム「東京2020NIPPONフェスティバル」では、「東北復興」をテーマに岩手・宮城・福島の子供やクリエイターらが作った高さ約10㍍の巨大人形「モッコ」を東北から東京に移動させながら、東北の人々からのメッセージを発信している。

 一方、五輪テストイベントとしては、スケートボードや自転車BMXの競技会場が初公開。10代の選手たちの生き生きとしたパフォーマンスに将来への希望を感じるのと同時に、「これらの会場が五輪終了後に解体されるのはもったいない」と思わずにはいられなかった。

 東京五輪を心待ちにしている人、逆に無関心な人もいるだろう。だが、アスリートは4年に一度、もしくは一生に一度の最高のパフォーマンスを発揮しようと、今も必死にトレーニングをつんでいる。

 自己の限界を超え、前人未到の記録を目指すアスリートの奮闘は、素直に応援したくなるものだ。その姿は私たちに感動だけでなく、希望や勇気も与えてくれるに違いない。

(写真と文・森 啓造)

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