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天には宙の回廊を、地には喝采の声を バーチャルマーケット5

オービタル&祝祭のマルシェ

 寒風吹きすさぶ12月19日から、冬の寒さに震える街並みを他所にして仮想世界では一つの大きなイベントがスタートした。
バーチャルコミュニケーションサービス「VRChat」内での展示即売会「バーチャルマーケット5」が開催されている。

 2021年1月10日までという長い会期を引っさげて戻ってきたイベントは、まさしくそのターゲット層を「世界」へとシフトさせていた。

 この記事では企業展示が行われているワールド(場所)のうち、宇宙ステーションの様な施設の「オービタル」と祝いに沸き立つ城下町「祝祭のマルシェ」を紹介する。

 

軌道エレベーターの中継ステーションであるオービタル。
各ワールドで異なる天然物の花が展示してある

見渡すは遥かなる宇宙の煌めき オービタル

 1つ目に紹介するのは「オービタル」というワールドだ。軌道という名の付く通り、ここは宇宙に浮かぶ軌道エレベーターの中間地点とされている。
これまでSF系の展示ワールドは明るく先進的なイメージであったり、また派手であったり重厚であったりという古式ゆかしい正統派SF感のあふれるワールドであった。

 しかし今回は趣向を変え、落ち着いたモダンSFとでも言うべきゆったりとした印象の会場となっている。入り口には各オービタルで違う花が植えられており、別会場へ訪れる魅力を存分にアピールしている。

 中はドーナツ状の回廊がエレベーターで繋がる二層構造となっており、小さな巡回ドローンや定点へ移動できるワープポイント、魚や花がささやかに添えられたラウンジなどが存在する。
窓の外には青い水を湛えた惑星や飛び交う宇宙船等が見て取れる。またある方法を使えば管理者が常駐する部屋へもアクセス出来るらしいので、気になる方は散策してみるのも良いだろう。

 

祝祭のマルシェは日程によって開始地点が違っており、
Day1は市街地から城へと入った広場からスタート

国を挙げて祝うは新たなる門出 祝祭のマルシェ

 2つ目は「祝祭のマルシェ」。タイトルでどこか聞いたことがあると思った方はバーチャルマーケット2から注目してくれている方かもしれない。

 ここはバーチャルマーケット2の会場である「異世界マルシェ」をリニューアルし城の外周を一周出来る様に再設計、加えて花火や凧なども加えて祝祭感を出したリニューアルワールドである。
ギミックに大きな変化はなく、異世界マルシェの様な汽車が走ったりはしていないものの明るいBGMと空に打ち上がる花火の様な光条に加えて街中には所狭しと屋台が立ち並ぶ。

 異世界マルシェが城下町という印象を強く与えているのに対し、今回の祝祭のマルシェは下地となるワールドは変わらずともお祭り感を前面に押し出した構成となっている。
ポータルなどは無いため周回するには少々時間が掛かってしまうが、その代わり会場ごとにスタート地点が違うというギミックが仕掛けられておりワールドによって違う顔を見せてくれるかもしれない。

 今回ファンタジックな和モノが集まる場所はここともう一つ別の会場をメインにしているため、探してみるのもいかがだろうか。

(撮影・執筆:市村 龍二)

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