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「鬼滅の刃」全集中!コロナウイルスをせん滅せよ

口コミの「聖地」も大盛り上がり

 コロナ禍にあって暗いニュースばかりだが映画「鬼滅の刃 無限列車編」の勢いが止まらない。

 作品は大正時代が舞台。主人公の少年 竈門炭治郎(かまどたんじろう)の家族は人食い鬼に殺される。妹は生き残ったが鬼になってしまう。炭治郎は鬼となった妹を人間に戻す方法を探すため旅立つ。

 吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)氏によるこの漫画は2016年から週刊少年ジャンプでの連載を経てテレビアニメ化された。今回の映画化で大ヒットしているの周知のとおりだ。相手が人食いの鬼とはいえ13歳の少年が(2016年の登場時)刀で斬首するのだから12歳以下に見せるには配慮が要る。

 「君の名は。」「アナと雪の女王」を超えて日本での歴代興行収入ランキングは3位となった。いよいよ「タイタニック」や「千と千尋の神隠し」を超えるのかが注目されるところ(11月25日時点)。お菓子やインスタントラーメン、衣類などコラボレーションしていない商品がないのではと思えるほどの盛況ぶりだ。

 ついには日本各地に劇中そっくりの場所があると口コミの「聖地」がSNSで話題になり始めた。映画で舞台となるのがSLであることから鉄道会社もコラボイベントを開催。群馬県の碓氷峠鉄道文化むらでもコラボイベントを実施し、入場者数は昨年同月の2倍から3倍に膨れ上がりうれしい悲鳴を上げている。

 大ヒットの要因は何なのか神のみぞ知るところだが、考えるに新型コロナウイルスの感染拡大だ。ウイルスは鬼。そしてこの事態には医療従事者だけでなく様々な立場の人々がそれぞれの居場所で戦っているのだ。どんなに逆境に追い込まれても諦めず常に前向きに妹を救おうと闘う炭治郎や鬼と戦う鬼殺隊の姿はウイルスと戦う人々の姿と重なる。

(写真と文:森 啓造)

(取材協力:會津芦ノ牧温泉大川荘、碓氷峠交流記念財団、JR九州、JR東日本高崎支社、宝満宮竈門神社)

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