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幻想を手繰り仮想の世界を歩く バーチャルマーケット4 阿頼屋敷&ナーサリーライム


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 VRコミュニケーションツールであるVRChat上において、4月29日から5月10日まで大規模なオンライン展示会である「バーチャルマーケット4(主催:株式会社HIKKY)」が開催されている。この記事ではいくつもユーザー向け展示会場がある中で、そのうちの2つをキーワードに沿って掻い摘んで紹介していく。

 ファンタジーと聞くと和風のものと洋風のもの、先に思い浮かべるのはどちらになるだろうか。今回紹介するのは「ともにファンタジックながら対称的である」展示会場だ。

静謐感溢れるオリエンタルの鼓動 阿頼屋敷

 1つ目に紹介する会場は「阿頼屋敷」。奇妙な会場名に思えるが、これは大乗仏教の「阿頼耶識」という概念がネーミングの元ネタとなっている。この会場は湖に浮かぶ島の上に、様々な和風建築が立ち並ぶ作りだ。降り立って橋を渡った門の前には狐の面を被った子供のような妖怪が存在し、会場へと誘ってくれる。阿吽の金剛力士像がこちらを睨む中、左右どちらの道からでも会場を回ることが出来る。

 会場には道に沿うようにブースが点在しており、展示エリアの間には日傘に覆われた商店街や蓮の花と風車が見事な庭園、幽玄に輝く金魚のおもちゃが鈴なりに設置されていたりと独特の世界観を構築している。

 また何と言っても会場ごとに上空に設置されているものに差があり、提灯や飛び交う鶴、巨大な錦鯉などが会場を見下ろしている。

 それだけではなく、会場の所々には前掛けのない地蔵がいくつか立っている。もし貴方に慈悲の心があるなら、全ての地蔵に前掛けをかけてみてはいかがだろうか。成し遂げた暁には、この屋敷の主へのお目通りが叶うかもしれない。

全ては泡沫の夢の中に ナーサリーライム

 2つ目に紹介するのは「ナーサリーライム」という会場だ。ワールド名はイギリスで広く知られる「童謡」に由来しており、その名の通り子供が見る絵本と不思議な夢の世界を投影した様な会場だ。ワールドに降り立つと「子供部屋」からスタート。部屋の奥に光り輝く本に触れると、次の瞬間には絵本の世界に誘われる事になる。

 次に目の前に広がる木立を抜けるとお茶会のセットが備えられた「けだるげなティーパーティー」にたどり着く。小さなハリネズミのような生き物が出迎えてくれる。その先にある「欲しがりの切り株広場」では立ち並ぶブースに混じってりんごを売っているお店があり、出口には穴の空いた大きなりんごが転がっている。りんごの穴をくぐると「ちぐはぐ鏡の化粧台」が広がる室内へ。オシャレなコスメが立ち並ぶ鏡台の上を歩くことが出来、りんごの革で出来た蝶やルージュで順路が示されている。

 部屋の先には港を備えた「おこりんぼう妖精の村」が建っている。ここは妖精の村というだけあってブースの合間合間に可愛らしい妖精が会話をしたりお互いに喧嘩をしたりしている。村の奥には「食べ過ぎお菓子の道」があり、ジンジャーブレッドマンなどがウロウロする様子を眺めることが出来る。

 お菓子の道の先には「やっかみキノコの森」があり、ここにはキノコを背負ったヤドカリの様な生き物が生息している。

 そして奥にそびえ立つのは会場最後の建物「いやしき魔女の塔」。いくつか展示ブースがあり、中央にそびえ立つ魔法陣でしばらく待つと身体が浮きこの会場の真実が分かる場所へとたどり着く事になる。そう、この会場全てが子供の見る夢である事を示唆するギミックだ。

 今回はこの2会場を紹介したが、バーチャルマーケット4にはまだまだ多くの会場が存在する。以下のリンクに他の会場の記事も掲載してあるので、気になった会場の記事を見て頂きたい。
(撮影・取材:市村 龍二)

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