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自動車が大変革「CASE」時代へ

東京オートサロン オートモーティブワールド

 エンジンの爆音が鳴る。「キリキリキリーッ」とドリフト走行が始まると白煙が立ち上る。予想以上の迫力に思わず「オォー!!」という歓声が上がる。WRC(世界ラリー選手権)2013~18年のチャンピオン、セバスチャン・オジェが度肝を抜くデモ走行を見せた。報道陣の撮影エリアにもドリフトで削られたアスファルトの粉が吹き飛んできた。1月10日から12日まで幕張メッセ(千葉市)で開催されたカスタムカーの祭典、東京オートサロンでのひとコマ。

 今、自動車業界には「CASE」(ケイス)と呼ばれる大変革期が訪れている。Connected(コネクティッド化)、Autonomous(自動運転化)、Shared service(シェア・サービス化)、Electric(電動化)の四つの頭文字を取ったもの。自動車メーカーは自動車を造るだけでなく、人が移動するためのサービスを提供する企業へとなるかもしれないのだ。

 1月に行われたもう一つのイベント、車の最先端技術展「オートモーティブワールド」(1月15日~17日、東京・江東区の東京ビッグサイトで開催)では自動車に関わる電子部品、軽量化技術、システムなど多岐にわたる展示会が集約された。出展社はその名がほぼ表に出ないであろう企業がほとんどだが、現在の自動車の基幹を支える企業ばかり。シャフトなど専門部品を製造するある地方企業は、「電気自動車になると部品点数が200点近く減ることになる。将来を考えると異業種分野への働き掛けも必要になってくる」と危機感を募らせている。

 未来は「昔、自動車って自分で運転してたんだよね~」なんて言う時代になるのだろうか…。

(写真と文・森 啓造)

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