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日米空挺の絆、安保改定60年に

陸自第一空挺団「降下訓練始め」 千葉・習志野演習場

 陸上自衛隊第1空挺団の「降下訓練始め」が12日、千葉県・習志野演習場で行われた。安保条約改定60年の今年、テーマは「日米空挺の絆」。

 島嶼防衛を想定した訓練はこれまでも行われてきたが、米空軍の130輸送機が初参加。陸自の空挺隊員らも同機からの空挺降下を披露した。また、米陸軍の精鋭、在アラスカ州のアラスカ米陸軍、在ノースカロライナ州の第82空挺師団や在沖縄の第1特殊部隊群所属のいわゆるグリーンベレーの隊員らも空挺降下を行った。

 その風景は圧巻だった。視察を行った河野太郎防衛相は「日米両国の隊員が肩を並べて空挺降下しているところを見て、改めて日米同盟の絆の深まりを実感した。今後もより一層、連携の強化を図ってほしい」と訓示。

 防衛相が臨席し公式行事として初めて空挺徽章の交換(ウィングエクスチェンジ)が行われた。空挺隊員が他国と協同で降下任務に当たった際、信頼の証として行うものだ。

 在韓米陸軍第8軍副司令官の経験もある在日米陸軍司令官ルオン少将は、「第82空挺師団の多くが中東に派遣されているにもかかわらず、今回の訓練に参加していることは日米同盟の絆の強さの証左だ。私たちは日本を守るだけでなく開かれたインド太平洋地域の平和と安定のためにできる限りのことをしたい」とあいさつした。

 日本だけでなく北東アジアとインド太平洋地域の平和と安定にも寄与する日米同盟関係。この訓練は両国の絆の強さを示した一例にすぎない。

(写真と文・森 啓造)

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