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世界一長いクリスマス始まる、フィリピンのBer Months

 「ベル・マンツ」という言葉をご存じだろうか? これは9月(September)から12月(December)まで英語で末尾に「ber」がつく月を示す「Ber Months」のことで、これをスペイン語なまりで「ベル・マンツ」と呼び、フィリピンではそのままクリスマスシーズンとなっているのだ。
 4カ月間にも及ぶクリスマスシーズンは世界最長ともいわれ、カトリック教徒が多くホリデー好きなフィリピンの国民性を象徴している。

 マニラ首都圏ケソン市のダピタン通りには、雑貨を売る卸売店が並んでおり、どこよりも早くクリスマス用品が店頭に並ぶことで知られている。人の背丈もある大きなサンタ人形から、派手なツリー用の電飾までなんでも揃(そろ)う店内には、9月の初旬にもかかわらず既にクリスマス用品を求める買い物客で賑(にぎ)わっていた。

 一方、マニラ市でもロハス大通り沿いの並木には、9月のクリスマスシーズンに合わせて電飾が施され市民の目を楽しませている。

 雪ぞりのサンタといったイメージを持つ外国人にとっては、早すぎるクリスマスシーズンの到来。夏の余韻も残り、虫の音も賑やかでエキゾチックだ。ニュース番組では「クリスマスまであと100日」などと、気が遠くなるようなカウントダウンが行われ文化の違いを思い知る。

 これからメインイベントであるクリスマスイブに向け、街のデコレーションは派手さを増し、さまざまなイベントが催され、南国のクリスマスは次第に熱気を帯びていく。

(写真と文、マニラ・福島純一)

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