«
»

平成最後の新成人たち 各地で躍動

寒さに負けず通過儀礼

 2019年1月、平成最後となる成人式を祝う行事が全国各地で行われた。
 14日、東京都練馬区のとしまえんで「成人の日のつどい」(同区主催)が開かれた。カラフルな晴れ着姿に身を包んだ新成人たちがローラーコースターや回転木馬などを楽しむ姿は遊園地ならでは。

 20日には、新成人の乗った神輿(みこし)を担いで海に入る「寒中神輿錬成大会」(主催=藤沢鎌倉神輿連合会)が、神奈川県藤沢市の片瀬海岸東浜で行われた。

 新成人たちが神輿の上に立ち、寒さに負けずに大きな声で音頭をとると、褌(ふんどし)や法被(はっぴ)などを身に着けた担ぎ手たちが、神輿を肩に「そーれ!そーれ!」と勢いよく真冬の海に入っていった。

 同市の新成人、藤岡輝さんは「小学生の時から、神輿の上に上るのが夢だった。いつも神輿を担いでいる人たちのように、交友関係の広い大人になりたい」と笑顔を見せた。

 26日には、氷が浮かぶ冷水を頭から浴びて心身を清める恒例行事「寒中禊(みそぎ)がまん会」が、東京都千代田区の神田明神で行われ、新成人6人を含む、20~64歳までの男女42人が気合を入れて登場。

 男性は褌、女性は白装束をまとい、邪気を払う儀式を行った後、力強い掛け声とともに禊が始まった。参加者が、禊場の大きな氷柱の前に立ち、冷水を何度も体に掛けると、勢いよく水しぶきが舞った。頭からバサッと水をかぶる強者も現れ、会場は大いに盛り上がった。

 新成人として初挑戦した明石智さんは「寒かったけど気合で乗り切った。今年は平成最後でもあり、新元号が始まる年なので、大きく飛躍する1年にしたい」と笑顔で抱負を話すも、体はガクガク震えていた。

 平成に生まれ育ち、これから新たな時代への一歩を踏み出す新成人たちの顔は、どれもより一層輝きを放っていた。

(写真・森 啓造、文・川瀬裕也)

0

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。