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アマゾン河口の港街、常夏の南米ベレン

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 今年の日本の冬は寒いと聞くが、南米大陸は今が夏。中でも世界3大河川の一つ、アマゾン川の河口近くのベレンは人口150万人の赤道付近に位置す常夏の港湾都市だ。サンパウロ市からは、広大なブラジルを縦断するフライトが必要になるが、天候が良ければ、眼下に広がる大地に目を奪われる。やがて、巨大なアマゾン川と、中州に浮いているようにベレンの街が目に入ってくる。

 飛行機から降りると、最初に熱帯特有のむっとした熱気に出迎えられる。少し歩いただけで汗が吹き出すほどだ。

 ベレンの見所は港湾地区と旧市街だ。特に、港に面した朝市は見逃せない。活気にあふれた市場と港は、ブラジル特有の色彩と異国情緒にあふれ、時間が経つのを忘れるほど。また、市場には、アサイやカシューナッツなどブラジル北部の名産も並び、その安さにはサンパウロから訪れたブラジル人さえもが驚く。

 観光をして喉が乾いたならば、ベレンの街角のどこにでもあるヤシの実ジュースがお勧めだ。円換算で1個100円以下の値段で、氷で冷やしたヤシの実の冷たいジュースが喉を潤してくれる。水代わりのヤシの実ジュースは、ブラジル北部ならではの贅沢だ。

 昼の汗が吹き出す時間帯をホテルか博物館等で過ごした後は、夕涼みをかねて、港湾沿いの遊歩道か、アマゾン川を周遊する船に乗る楽しみも。また、遊歩道近くには、近くの都市を行き来する連絡船乗り場がいくつもあり、通行する人々や船を眺めるだけでも楽しい。

 遊歩道に佇みながら、大河の果てに沈む夕陽を眺めるひと時は、アマゾン川の巨大な姿とともに悠久な時の流れを感じさせてくれる。

(写真・文 綾村悟)

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