ワシントン・タイムズ・ジャパン

中国「海のシルクロード戦略」、海洋権益拡大へ本腰

茅原 郁生

拠点形成と通信網構築急ぐ

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 中国の「一帯一路戦略」については本欄(6・19付)で既に紹介したが、具体的な事業についてはなお不透明な点が多い。陸上でのシルクロード経済ベルト構想については中国周辺国への高速鉄道などインフラ開発が進んでいるが、海のシルクロード戦略については、中国の海洋進出などを除き、具体的な事業のニュースは見当たらない。折から、中国国家発展改革委員会と国家海洋局が共同で「一帯一路戦略の海上建設・協力のビジョンと行動」構想を発表した(新華社・中国通信、6・20)。

 同構想は理念的に美辞麗句で飾られているが中国の本音や野心も覗かせている。その要点を探れば、まず「海洋は地球最大の生態系で、人類が生存し持続的発展を図る共通の貴重な財産」との認識を示し「平和・協力、開放・包摂、相互学習、互恵ウィンウィン」をシルクロード精神としている。


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