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聖徳太子を厩戸王に変えるな

小山 常実

「学び舎」化する指導要領 「家族」「地域社会」の復活を

大月短期大学名誉教授 小山 常実

 2月14日、小中学校の学習指導要領案が出された。中学校歴史教科書と公民教科書の内容史研究者である筆者は、指導要領案のうち、中学校社会科の歴史的分野と公民的分野の内容を、現行の平成20(2008)年版指導要領と比較しながら読んでみた。

 歴史的分野から読んでみたが、一番驚かされたのは、新聞報道の通り、聖徳太子の呼称が現行版の「聖徳太子」から「厩戸王(聖徳太子)」に改称されていることである。

 しかし、新指導要領案の歴史的分野の「目標」の(3)に「我が国の歴史に対する愛情、国民としての自覚、国家及び社会並びに文化の発展や人々の生活の向上に尽くした歴史上の人物(傍線部は引用者)と現在に伝わる文化遺産を尊重しようとすることの大切さについての自覚などを深め」という文言がある。


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