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先人から学ぶ人間の本質

加藤 隆

「切り分ける」と「物語る」 正反対のベクトルが共に存在

名寄市立大学教授 加藤 隆

 大都市への集中的な人口流入は衰えを見せず、他方で、20年後には全国1800地方自治体の半分が存続困難になると予測されている。このような二極化現象は、単に日本ばかりではなく、近代的産業国家を成し遂げた西欧諸国でも同じような光景を見ることができる。人々は故郷に背を向けて大都会を目指すのである。

 さて、19世紀の後半から20世紀初頭という時代を生きた2人の西洋人を取り上げてみたい。一人はドイツの歴史学者オスヴァルト・シュペングラーであり、もう一人はフランス人画家ポール・ゴーギャンである。両者は、職業的にも生きざまもまったく異なる人物なのだが、この同時代人を俎上(そじょう)に載せることで、人間のある本質が浮かび上がってくる気がするのである。


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