ワシントン・タイムズ・ジャパン

トランプ大統領のアメリカ

加瀬 みき

国益追求のみの一国主義 敵味方はっきり分け国民分断

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき

 ドナルド・トランプ新米国大統領は、就任演説でトランプ大統領下のアメリカが大きく変質することを改めて宣言した。

 トランプ氏は型破りな候補者であったが、アメリカ国民や世界の人々の多くも、トランプ氏も大統領となれば、より伝統的な、超大国の指導者らしくなることを期待していた。しかし、就任演説でそれは見事に破られた。まるでトランプ候補の選挙運動の延長と言える演説は、国民を分断し、自由貿易やグローバル化を叩(たた)き、一国主義になる宣言であり、敵と味方をはっきりと分けるものでもあった。

 トランプ大統領は就任演説で暗い、さびれたアメリカを描き、「米国人の殺戮(さつりく)は、まさにここで、今、終わる」と断言した。そしてアメリカが衰退した責任を他国への貢献、外国企業、そしてグローバル化に乗る米国の多国籍企業に押し付けた。


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