«
»

新島襄と高山右近の生き様

加藤 隆

死を賭して海外へ出航 命より価値あるもの見いだす

名寄市立大学教授 加藤 隆

 幕末の鎖国令下にあって日本を密出航した人物がいる。新島襄である。また、それより前の江戸時代が緒に就いたころ、日本から国外追放された人物がいる。高山右近である。当時の厳しい封建社会から想像するに、日本から海外に出るということは、死を賭した一大決心であったに違いない。彼らが日本を離れる前後に書き残した文章に触れながら、胸奥に秘めた思いを味わいたい。

 まず、新島である。彼は、アメリカ到着後、まだ慣れない英文で「私はなぜ日本を脱国したのか(脱国の理由書)」をまとめ、江戸に暮らしていた頃の自己変容を回顧している。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。