ワシントン・タイムズ・ジャパン

ロシアに急接近するイスラエル

佐藤 唯行

背景に対米関係冷却化

獨協大学教授 佐藤 唯行

 ロシアとイスラエルが急接近している。過去1年間、ネタニヤフは「最も重要な同盟国、アメリカ」のオバマとは1度しか会談していないのに、ロシア大統領のプーチンと会談するために4度もモスクワを訪問しているほどだ。

 前回、2016年4月の訪露では、旧ソ連から出国したイスラエル在住のユダヤ移民数十万人に対し、ロシア政府が年金を支払う約束をネタニヤフはプーチンから取り付けている。

 この他には、シリアでの両国の軍事作戦遂行において、偶発的事故を防ぐための調整が行われている。その背景には紛争の渦中、シリアでアメリカが影響力を弱める中、ロシアが逆に力を強めている現実がある。露・イスラエルの急接近は中東の安全保障環境急変を映し出すものと言えよう。

 今回、6月上旬のネタニヤフ訪露は両国の国交再開25周年を記念するものでもあった。


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