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都知事辞職騒動は教養破壊

久保田 信之

日本人の心を忘れるな

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之

 今月の東京都知事選挙の引き金となった、4月以来、あらゆるメディアが連日連夜、激しく騒ぎ立てていた舛添要一前都知事に関する問題は、もはや過去の事件として人々の関心が薄れてしまったようだ。

 現代のメディアは、「報道の自由」を振りかざして恥部であろうが醜悪な部分であろうが、臆面もなく暴き立てる道具となった。特にテレビは、視聴者の心をいとも簡単に支配し、緻密な系統だった論理的思考を麻痺させている。

 騒ぐ心に打ち克って、感情を制御しながら「事柄の本質」を探し求めることこそ、人間の本質であるはずで、パスカルはこれを『考える葦』と評したことはあまりにも有名である。


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