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沖縄ナショナリズムの陥穽

宮城 能彦

「辺野古」一色つまらない

沖縄大学教授 宮城 能彦

 6月初旬に行われた沖縄県議会議員選挙はつまらない選挙だった。

 私はその選挙が終わって3週間後、参議院選挙が公示された後にこれを書いているが、おそらく、沖縄における選挙の争点も同じようになるし、少なくとも沖縄の新聞は同じような流れを作るだろう。

 沖縄県議会選挙において、沖縄の新聞は、issue(イシュー=問題)を単純化し、ひとつにしようと躍起になっていた。それは例えば立候補者たちへのアンケート調査に如実に表れており、要するに「翁長知事支持か否か」「辺野古移設に賛成か反対か」という踏み絵のようなものが主で、県内において最近特に問題視されている「子どもの貧困」や経済問題、教育の問題などは、それに比べればとても小さな扱いであった。


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