«
»

原子力発電の継続を求める

大藏 雄之助

規制委安全審査で運営

評論家 大藏 雄之助

 「3・11」と呼ばれる東日本大震災の大災害から5年が過ぎた。前回が昭和8年(1933年)3月3日の三陸地震だから78年ぶりであった。まさに寺田寅彦の「天災は忘れたころにやってくる」という名言通りである。しかし、それは実は少し違うのではないだろうか。

 戦前の東北地方は私の記憶にある限り、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の詩のように貧しい印象だった。晴天が続けば水不足で干ばつとなり、しばしば冷夏によって不作に悩まされた。多くの農家で娘が売りに出された。2・26事件を起こした陸軍の下級将校はこの悲惨な実情を「昭和維新」で一掃したいと考えていた。また、徴兵で軍隊に入った若者は「初めて白米の飯を食った」と喜んだと言う。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。