ワシントン・タイムズ・ジャパン

原油安で流れる露軍事技術

杉山 蕃

中国軍質的向上の恐れ

元統幕議長 杉山 蕃

 新春は、中国経済への不安感から全世界的な株安でスタートした。そのような中、世界的には原油安という大きな流れが並行し、この影響は極めて大きい。一般に経済・金融面からの論評が多いが軍事面においても大きな影響があることから所見を披露したい。

 原油価格は長期にわたって1バレル100㌦の高値が続き、産油国は財政的に恵まれた時期を過ごした。元々オイルマネーという潤沢な収入があった湾岸諸国は勿論だが、経済的に苦しかったロシアの財政回復は軍事上大きなインパクトであったと言える。世界の安全保障上問題となっている過激派組織IS(「イスラム国」)の資金源も、油井地帯を実効支配し、裏ルートで石油を流通させているものによると言われている。トルコ・シリア国境地帯で、原油輸送のトラック群をロシア機が攻撃する映像が公表されたが、なるほどと思わせるものであった。


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