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伊犁事件調査した明治軍人

金子 民雄

日本にない宗教民族闘争

歴史家 金子 民雄

 世界には日本人によく理解できないものがあるようだ。その一つが民族紛争。狭い島国に単一民族が居住しているから、互いに争ったり殺し合いをする民族闘争というものが、理解できない。それにいま一つ宗教間の確執というのがあるが、これも日本では基本が仏教なので、血で血を洗うことは生じない。しかし、いま世界で起こっている大半は、ほとんど民族間同士での争いであり、もう解決の余地がない。

 今年(2015)の9月19日に、集団的自衛権の行使を容認するという安保関連法が国会で成立した。たまたま偶然のことだったが、この日、私は四国・愛媛県の小松町から、講演を依頼されていた。別に取り立てて言うほどの深刻な話ではなく、ただこの町出身の日野強(つとむ)という人について話して欲しいということだった。ただし、この人は軍人だった。


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