«
»

五輪エンブレム中止に思う

宮城 能彦

ネット時代の社会現象

沖縄大学教授 宮城 能彦

 沖縄本島北部、名護市嘉陽集落の海岸に東京オリンピック聖火宿泊碑がある。約50年前の1964年、東京オリンピック会場に向かう聖火がこの地で宿泊したことを記念した、かなり大きな石碑である。

 1964年という年は、沖縄が日本に復帰する8年前。しかしその頃は、復帰運動が高まりを見せていたとはいえ、未だ復帰の可能性は見えてこない頃であった。公共の場における日の丸の掲揚が許されたのもつい最近のことである。

 そんな中、東京オリンピックの聖火が沖縄中を走りリレーされていったことは、沖縄県民にとって大きな励みとなり、「祖国」との繋がりを実感することができた。その象徴が名護市嘉陽のオリンピック聖火宿泊碑なのだ。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。