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「日本型福祉社会」の実現を

秋山 昭八

大切な世代間扶養の摂理

弁護士 秋山 昭八

 社会保障制度が充実した結果、高齢期の生活保護を国に頼ることとなり、家族による生活保障の時代には意識されていた「世代間扶養の摂理」(子どもを産み育てる事の重要性)を忘れてしまっている。

 福祉の概念が社会に定着し、介護保険制度や市場経由の介護サービスが安価に提供されるようになった結果、家族内介護という考え方が必要以上に軽視されるようになった。

 昭和50年代、高度経済成長に陰りが見え始めたころに、未来を見据えて国家再建の道筋を示そうとした大平正芳内閣の取り組みが注目されていた。大平総理は国家再建の基本を家庭に置き、「文化の重視、人間性の回復をあらゆる施策の基本理念に据え、家庭基盤の充実、田園都市構想の推進等を通じて、公正で品格のある日本型福祉社会の建設に力を尽くす」べく施政方針を述べている。


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