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医療観に「いのちの物語性」

加藤 隆

人の願いや納得に価値

名寄市立大学教授 加藤 隆

 半年ほど前のことだが、とても印象深い映画を観た。胎内記憶を持つ子どもたちを丁寧に取材してドキュメンタリー風にまとめた「かみさまとのやくそく ―胎内記憶を語る子どもたち―」という映画である。

 誕生以前や胎内の記憶を持つ子どもたちが異口同音に語っていたのは、自分は母親を選んで生まれてきたということであった。また、「お母さんを守るために生まれてきた」とか、別の子どもは「過去の過ちを取り返すために生まれてきた」と語っていて驚いた。その誠実で屈託のない表情や、登場したのが幼児や小学生という年齢であることを考えると、彼らは真実を語っていると直感した。この映画を通じて、人の誕生の神秘と「いのちの物語性」ということを改めて気づかされた次第である。


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