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ケネディのイスラエル政策

佐藤 唯行

軍事バランスから支援

獨協大学教授 佐藤 唯行

 第2次大戦勃発直後、ひとりのラビ(ユダヤ教の導師)がロンドンの米大使館を訪れていた。ナチス支配下の中欧に取り残された自分の妻子(米国籍者)の救出に助力を求めるためだった。やっとの思いで大使との面会に漕ぎつけたが、大使はラビを厄介者扱いし、冷淡な対応に終始した。憤慨したラビは、別れ際に呪いの言葉を投げつけた。「汝が我が子等に哀れみを示さなかったのと同じように、神は汝の子等に哀れみを示さぬだろう」。

 この呪いは成就し、大使の子等は信じ難い災禍に見舞われ続けるのであった。長男は大戦中、事故で死亡。次男・三男は暗殺者の凶弾に倒れ、次女は墜落死という凄まじさだ。大使の名はジョゼフ・P・ケネディ。その次男とは第35代米大統領ジョン・F・ケネディに他ならない。このエピソードは「ケネディ家の呪い」として在米ユダヤ人の間で秘かに語り継がれてきた伝承なのである。


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