ワシントン・タイムズ・ジャパン
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米・イスラエル関係の葛藤

加瀬 みき1

確執と計算が生む危険

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき

 3月17日のイスラエル選挙では、ネタニヤフ首相率いるリクード党が120議席中30議席を得、シオニスト連合に6議席もの差をつけて勝利した。選挙直前にはシオニスト連合が有利と見られていただけに、大方の予測に反する大勝であった。しかし、この勝利の代償は大きい。

 ネタニヤフ首相が投票日直前に、パレスチナ国家樹立を認め2国解決を目指すという公約を覆したこと、アラブ系イスラエル人を危険視する敵対的発言が逆転勝利に貢献したと分析されている。醜い選挙手法は非難されて当然である。イスラエルは国際社会で孤立を深めるだろうし、イスラエルとパレスチナ間の緊張、イスラエル内におけるユダヤ系とアラブ系国民間の溝は深まり、和平交渉は絶望的、アメリカ大統領との関係は氷のように冷たくなったといえる。


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