ワシントン・タイムズ・ジャパン

戦争動員態勢強めるロシア

乾 一宇

ウクライナめぐり決意

ロシア研究家 乾 一宇

 昨年末、ロシアはウクライナ情勢などを踏まえ、2020年までを想定した2010年2月制定の軍事ドクトリンを急遽(きゅうきょ)修正し、公表した(2月1日付本欄参照)。

 本稿では、ロシアがウクライナ情勢をどうとらえ、軍事ドクトリンをどのように修正したのかを見てみたい。

 新ドクトリンの見る世界情勢は、国家の価値観や発展モデルをめぐって競争し、政治や経済は複雑化を増し、不安定化している。(米国の覇権追求は挫折、)新たな政治・経済の中心を求めて段階的な再編が進んでいる(9条)。このように従来の世界の多極化を望む段階は終わり、ロシアの機会到来を言外にほのめかしている。


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