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始まるSTAP細胞事件の解明

菊田 均

文学作品となりうる謎

文芸評論家 菊田 均

 去年12月26日、「STAP細胞はES細胞だった」との最終調査結果が報告された。STAP細胞に関わる論文の取り下げに続いて、細胞自体も存在しないことになった。小保方晴子元理研研究員は、この件に異議申し立てをしなかった。論文も細胞も存在しないことが最終的に確定し、「STAP細胞事件」はここに終息した。

 事件は終わっても謎は残る。事件の終わりは、謎解明の始まりでもある。二つの問題点が残っている。①STAP細胞がES細胞だったとして、混入は意図的だったのか、ミスによるものだったのか。②小保方さんが事件の主役であることは間違いないが、果たして主役だけで事件は成り立ったのか。主役以外の周囲に、全く問題がなかったと言えるのかどうか。


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