ワシントン・タイムズ・ジャパン

さ迷い続けるアメリカ政治

加瀬 みき

国の破産を駆け引きに強硬なティーパーティー派

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき

 真夜中を過ぎるとアメリカは破産、と財務省が警告したアメリカ時間17日の直前に一時的な連邦予算と債務上限引き上げが合意された。しかし議会共和党と民主党間でどうにか合意し、オバマ大統領が署名した妥協案は、根本的な問題を解決したわけではない。連邦予算はわずか3カ月後の12月中旬が期限、そして債務上限は1月中旬まで引き上げられたにすぎない。つまり再び同じような熾烈な対立がアメリカを麻痺させる恐れがある。

 連邦政府の一部閉鎖は、ワシントンの政治や経済界、そして国立公園や博物館を訪れる観光客、そして連邦政府の援助をうけるホームレス施設、最先端医薬を用いる臨床治験患者など生死をわける援助を停止された人々以外には、それほど身につまされる危機ではなかった。企業や個人を含めアメリカ経済にどれだけの負担をもたらしたかはまだはっきりとは分からない。


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