ワシントン・タイムズ・ジャパン

ノーベル賞とユダヤの恩師

佐藤 唯行

日本人の化学賞に寄与

獨協大学教授 佐藤 唯行

 ノーベル賞を受賞した日本生まれの科学者は通算19人。そのうち7人までが化学賞の受賞者である。国別では米、独、英、仏に次ぐ世界第5位だ。それ故、「化学は日本の御家芸」という呼び声も聞こえてくる。化学合成によって新たな物質を生み出し、資源に乏しい日本が生き延びてゆくための原動力にしたいという日本国民の悲願の結晶といえよう。

 実はこの7人のうち、4人までがユダヤの恩師、共同研究者により多大な学恩を被っているのだ。日本化学界のトップランナーの多くはユダヤに育てられたと言っても過言ではない。その代表が2010年に共同受賞した根岸英一と鈴木章だ。ふたりを育て、ノーベル賞に推した恩師がウクライナ生まれのユダヤ移民で米パデュー大学教授、ハーバート・ブラウンだ。


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