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中国利するウクライナ情勢

杉山 蕃

流出する最新軍事技術

元統幕議長 杉山 蕃

 今回は、膨張著しい中国軍事力と、ウクライナの情勢について所見を披露してみたい。まず中国海軍であるが、世界が注目する最大課題は国産空母の建設である。中国が保有する空母「遼寧」は、周知の如くウクライナから巧妙な手口で購入した旧ソ連空母「ワリャーグ」を復旧・改造したものだ。

 ソ連崩壊時ワリャーグは、船体100%、動力80%、装備20%の完成度であったとされる。保有権を有するウクライナは、空母として搭載機を含んで完成させ、輸出する努力を中国、インド、ブラジルなどにしたが、あまりの高額で成功しなかった。結局、スクラップとして海上博物館用名目で中国に売却した。中国はキエフ、ミンスク両空母をスクラップとして購入、海上博物館としている実績があり、同様の経緯と見られた。


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