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自主憲法派の世界連邦構想

小山 常実

無効論を退けた一因に

大月短期大学名誉教授 小山 常実

 世界連邦構想(幻想)からする積極的平和主義

 最近、1957(昭和32)年から1964年まで活動した内閣憲法調査会の報告書『憲法調査会報告書』(1964年)と付属文書を読む中で、二つの衝撃を受けた。第一の衝撃は、1963年9月の時点で憲法調査会委員40人のうち実に21人が、世界連邦又は世界国家が実現するかもしれないと考えていたことを知ったことだ。

 世界連邦運動は、中学校公民教科書では1977(昭和52)年度まで掲載されていたから、少なくとも1960年代頃まではかなり大きな存在であったことは確かである。だが、それにしても、世界連邦という構想が、こんなに多くの委員たちの脳裏に刻まれているのかと思い驚いた。


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