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占領改革を担ったユダヤ系

佐藤 唯行

戦後日本民主化に影響

獨協大学教授 佐藤 唯行

 連合軍の日本占領により数千人ものユダヤ系が占領軍将兵、GHQ(連合国軍最高司令部)文官として来日した。

 日本史上未曽有のユダヤ・ラッシュの始まりだ。これはルーズベルト政権の御家の事情による。同政権は多くのユダヤ系を文官に登用してきたので、その一部が日本占領統治に動員されたというわけだ。当時、プロテスタント系エリート白人(ワスプ)の多くが共和党支持だったため、民主党のルーズベルトとしてはワスプ以外の高学歴人材も官僚に登用せざるを得なかったのだ。

 この時代、ワスプ以外で高学歴人材を蓄積していたのはユダヤ系に限られていたのだ。民間大企業からの就職差別に苦しめられてきたユダヤ系の若者にとり、これは朗報だった。以後、自分たちを登用してくれたルーズベルト個人と彼が推進するニューディール政策そして民主党に忠誠心を捧げたのだ。


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