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習主席の空軍重視と軍改革

茅原 郁生

汚職する陸軍は縮小か

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 中国では、経済発展に伴って国防費の大幅増加に象徴される軍事力の強化が進められている。言うまでもなく人民解放軍は党の柱石として共産党政権を支えており、党と軍は相互に依存関係にある。「中国の夢」を掲げる習近平政権もまた軍によって支えられている構図に変わりはない。

 しかし、習近平主席は軍の現状に満足しているわけではなさそうだ。第18回党大会で共産党と軍のトップに選出された習主席の軍に対する第一声は「呼べばすぐ来る、来ればすぐ戦い、戦えば勝つ軍隊になれ」であった。今日の解放軍はその精強性に疑念が抱かれていたからであろう。その後の事実は、高級軍人の汚職腐敗事件が次々と表面化し、遂に制服軍人ナンバー2であった徐才厚陸軍大将(中央軍事委員会副主席、政治局員)の党籍剥奪が断行された。習主席の強い姿勢は最高層幹部・周永康元政治局常務委員の摘発からも窺(うかが)われよう。


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