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アフガン撤退はバイデン大統領の英断

ロバート・D・エルドリッヂ

法的根拠なかった「戦争」 出口戦略なき「介入」に終止符

エルドリッヂ研究所代表 政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ

 筆者ほどバイデン米大統領を批判する人はいないだろう。ただ、アフガニスタンへの介入を終焉(しゅうえん)させ、撤退を実施した同氏を評価したい。もちろん、多少の混乱があって、犠牲者も出た上、より速やかな撤収ができたことを差し引いても、一定の評価ができる。

権利・義務放棄した議会

 読者にとって意外かもしれないが、それなりの理由はある。

 まず、アフガン「戦争」は、実は通常の法的根拠に基づく戦争ではなかった。「介入」にすぎなかった。アメリカ合衆国憲法第1条第8節は、「議会に戦争を宣言する権限を与える」が、その権限を最後に使ったのは、第2次世界大戦だった。アフガン「戦争」をはじめとするさまざまな紛争や介入は、議会がその権利や義務を放棄している。その代わり、大統領に対して、武力行使を許可したり、予算で行動をある程度管理したりしている。


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