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「必要な時に必要なことができる国家」へ

櫻田 淳

有事法制構築の機を逸す 政府・与野党・メディアの責任大

東洋学園大学教授 櫻田 淳

 8月15日時点では、現下の新型コロナ・パンデミック(世界的大流行)第5波には、収束の気配が観(み)えない。政府の緊急事態宣言は、8月末までのものが、さらに延長されるという観測が伝わっている。

国民の気概・技量恃み

 政府の対応が国民に対する「お願い」を下地にしたものである限り、それに応ずる機運は明らかに萎(な)えている。政府の対応は、結局のところ、国民の気概、技量、公徳といったものを恃(たの)みにするものであったからである。

 しかし、その技量、公徳といったものを過度に恃みにする一方で、そうした本来ならば称揚されるべき「ヒューマン・ファクター」を当てにしない社会システムの構築に不得手である日本の事情は、明治以来、さほど変わっていないらしい。


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