«
»

バイデン米政権の対中政策

西川 佳秀

その本気度を見極めよ 舌鋒は鋭いが政策は現状維持

東洋大学現代社会総合研究所研究員 西川 佳秀

 バイデン米政権は、中国に宥和(ゆうわ)的な政策を採るのではないかとの懸念が強かった。バイデン大統領の長男が中国系金融機関と深い関係にあることや、バイデン大統領はじめ側近の多くが中国に弱腰だったオバマ政権の幹部であったためだ。

 だが政権始動後、大統領や国務長官らは厳しい対中発言を繰り返し、また今回の先進7カ国首脳会議(G7サミット)はじめ一連の国際会議では反中での結束を同盟国に訴えるなど中国との対決姿勢を前面に打ち出している。しかし、「居眠りジョーが(冷戦を主導した)トルーマンのようになった」との安易な評価は禁物である。

国内の反中世論を意識


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。