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「定常型社会」を迎えた日本

宮城 能彦

「成長せず」を前提に対策 「自助」支える共同体づくりを

沖縄大学教授 宮城 能彦

 約60年前の高度経済成長を経て豊かになった日本。オイルショックやバブルやリーマンショック等を得て、かつてほどの勢いはないものの、世界的に見れば「かなり豊かな」国であることには間違いない。

 コロナ以前から、国民、特に若者の消費行動が控えめで、昔のようにギラギラとモノを欲しがるようなことはかなり少なくなった。しかし、それはインフラその他が整備され、ある意味「十分に豊かになった」ことの反映だとも言える。多くの国民が、もう欲しいものは既に持っているのだ。

 その一方で、子供の貧困や格差の問題が顕在化してきている。確かに今、格差は広がっていると多くの人々が実感しているだろう。

コロナで問題が顕在化


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