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ABM実験成功を誇示する中国

茅原 郁生

核軍縮に引き込む契機に 米中軍拡競争への発展避けよ

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 中国紙「環球時報」(2月5日付)は中国の地上配備型弾道弾迎撃ミサイル(ABM)の実験成功を直後の4日深夜に発表したと伝えた。実験成功を深夜に速報したのは西側メディアによる中国脅威論等の「不実報道への迎撃」であると説明し、解放軍の開放性、透明性の証左とも自負して2010年1月以降5回に及ぶABM実験成功で自信のほどを示していた。

 ABMについては周知のように迎撃のタイミングは上昇段階、終末段階、中間段階があるが、中国ABMは中間段階撃破を目指すという他は、具体的性能など詳細はなお不明である。それでもABM実験成功の公表は、実験同日に米駆逐艦「マケイン」の台湾海峡通過に対する対米抑止に狙いを定めた、米中角逐の一環と見ることができる。

中国のみ中距離核保持


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