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賛否あるネパール11月選挙

ペマ・ギャルポ

制度理解が法治の一歩民主主義が「身勝手主義」に

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ

 この夏、私はネパールとインドへ出掛けた。目的はネパールの動向の研究である。2001年の、あの悲惨な王室の惨劇以来、政治が不安定な様相を抱えたままになっている。私は少年時代、ネパール系の人々の多いインドのダージリンで過ごした。そのお陰でネパール人の友人も多く、かつては言葉も不自由なく暮らしていた。今も流暢ではないがコミュニケーションには困らない。

 日本にいてもネパール人のコミュニティーとも長く付き合ってきた。かつてヒマラヤ地域においては、チベットを筆頭にネパール王国、ラダック王国、ブータン王国、シッキム王国、ムスタン王国、ザンスカール王国などの王国が存在していた。ネパール以外の国々は基本的にはチベット文化圏の王朝であり、同じ宗教を信仰していた。またネパールにおいてもヒマラヤ近辺の多くの人々はチベット系であり、長い歴史と文化を共有している。


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