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中国の横暴な南シナ海事案

茅原 郁生

実行力伴う対応が必要

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 シンガポールで「アジア安全保障会議」(英国際戦略研究所、アジア安保会議)が5月末開催された。折から南シナ海では中国とベトナムのせめぎ合いが激化し、東シナ海でもわが自衛隊機に対する中国戦闘機の危険な接近事案があり、アジア安保会議では中国の暴挙の牽制(けんせい)が主テーマとなった。

 そもそも南シナ海の問題は、中国の移動式探査船「海洋石油981」がベトナムの排他的経済水域(EEZ)内で活動を開始し、これを排除しようとするベトナムとの間で緊張高まる事態を反復させている。中国の資源探査活動は国連海洋法条約に反する行動であり、力で秩序を変えようとする危険な行動である。既に東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議や首脳会議では、名指しは避けたものの、非難とともに南シナ海の安定化に向けて法的拘束力のある行動規範の早急な策定を求めた。


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