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「韜光養晦」実現に拍車かける中国

新田 容子

サイバー攻撃集団を強化 外国軍の高品質データ入手へ

日本安全保障・危機管理学会上席フェロー 新田 容子

 2020年は米中の覇権争いに明け暮れた一年とも言えるが、1990年代に鄧小平が中国の外交・安保方針として唱えた「韜光養晦(とうこうようかい)」(才能を隠して、内に力を蓄える)を押し進めた一年であった。

 全体主義、中央集権的経済を奨励する中国と民主主義、自由市場を展開する米国は、年の瀬も迫った今、皮肉にも表向きは中国の経済の近代化への実現に軍配が上がっている。

着々と経済近代化推進

 今後の中国の戦略を考察するには歴史的背景を理解することが不可欠だ。中国側の動機の主軸は歴史上、西欧列強に植民地支配された屈辱を晴らし、世界の大国として君臨することだ。


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