«
»

米中トップ指導者人事に思う

茅原 郁生

恒例無視し習政権長期化へ 混乱続くも開放的な米大統領選

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 世界の注目を浴びた米国の大統領選は接戦の末、メディアはバイデン勝利を報じている。しかしトランプ大統領側は劣勢を認めず、票の集計をめぐって訴訟など徹底抗戦の構えであり、国論の分断や混迷は当分続きそうである。

 他方、中国でも10月下旬の第5回共産党中央委員会全体会議(5中全会)で習近平国家主席が次期党大会以降も政権を担う重大な人事方針が決まったようで、長期政権化の趨勢(すうせい)を前に習礼賛の声が沸き上がっている。米国における大統領選出の混乱と醜態に比べ、中国でのトップ人事は一見整斉として問題ないようにも見受けられるが、そこにも体制不安定化や混乱の種は内在している。

上意下達で幹部を選出


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
無料で毎月10本までご覧になれます。
新規会員登録へ

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。