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ロシアのシリア軍事介入から5年

中澤 孝之

政治的解決の展望見えず 戦後復興への資金調達は困難

日本対外文化協会理事 中澤 孝之

 ロシアがシリア内戦に軍事介入して今年で5年目に当たる。プーチン政権は、1980年に締結されたソ連・シリア友好協力条約に基づいて、ソ連時代からのシリアとの緊密な関係を引き継ぎ、同国と今なお同盟関係にある。ソ連解体後も、ロシアはシリア地中海沿岸のタルトゥース港をロシア海軍が補給拠点として駐留を継続している。

 2011年以来のシリア内戦に関してロシアは一貫してアサド政権を支持しつつ、タルトゥース港使用のほか、フメイミム空軍基地などを新たに開設した。そして、ロシアは15年9月30日から内戦への直接的な軍事介入に踏み切った。シリア政府からの要請を受けたことを理由にした。ロシア連邦航空宇宙軍によるシリア国内のISIL(西アジアで活動するイスラム過激派組織)を主要目標としたシリア空爆である。

帝国主義的野心疑う声


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