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学術会議会員任命拒否に思う

杉山 蕃

国民意識と乖離した組織 政府は抜本改革へ周到な準備

元統幕議長 杉山 蕃

 菅内閣最初の決断として、学術会議会員の任命推薦者105人中6人を拒否する発表を行い、野党、学術会議、一部マスコミ等の反発を買い、国民の注目するところとなっている。本件、そもそもの出発点が学術会議の「軍事排斥」路線にあることから、若干の所見を披露したい。

 日本学術会議は、終戦間もない1949年、学術研究会議を前身とし、新しく発足した。当時、我が国は占領米軍の統治下にあり、日本のあらゆる面から旧軍的要素を排斥し、日本全体を非軍事社会にするという大方針が基本にあり、学術会議のみならず、あらゆる組織が非軍事一色に染まっていたのである。従って50年、発足間もない学術会議が「軍事目的のための科学技術研究を行わない」と公表したのも、時代の流れとして肯定されるものであったと理解する。

事実上、共産党の支配下


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